犬・猫の病気について その②

 

最近、よく咳が出るんだけど病気かな?

船越先生:「それは、風邪をひいたのかもしれないね」

「え?犬でも風邪をひくの?!」

犬の風邪は「ケンネルコフ」と言って、ウイルスや細菌がのどや鼻に侵入して起こります。症状としては咳や鼻水などが見られ、ひどくなると発熱し下痢や嘔吐する場合もあります。特に子犬や老犬など免疫が低下している犬では悪化すると肺炎を起こしてしまうこともあります。原因の多くはウイルス感染ですが、混合ワクチンで予防することが出来ます。また、寒くて乾いた環境では風邪にかかりやすくなりますので、注意しましょう。

人間の風邪が犬にうつることはありませんが、犬同士ではうつる可能性がありますので、特にワクチンを打っていない場合は接触しない方が良いでしょう。

 

最近トイレが近くなったんだけど・・・これって病気かニャ?

船越先生:「膀胱炎か尿石症かもしれないね。」

猫は普段からあまり水を飲まず、尿を濃縮して、濃い尿を排泄します。特に冬場になると水の飲む量が減少し、尿の濃縮が更に進みます。このため膀胱にある尿中のミネラルが結晶となり、これが徐々に大きくなって膀胱結石になります。これらの原因によって膀胱粘膜に傷が付き、膀胱炎を起こしてしまいます。よって、特に冬場は、膀胱炎にかかる猫がたいへん多くなります。症状としては排尿回数が増えたり、血尿が出たり、または尿がでなくなったりします。尿が出なくなった場合には、命の危険を伴いますのですぐに動物病院を受診しましょう。膀胱炎や尿石症にならないようにするためには、トイレを常に清潔にして、新鮮な水が常に飲めるようにしましょう。また食事管理も重要ですので、症状が見られた場合にはかかりつけの動物病院を受診して下さい。」

 

「猫を二匹飼っているのですが、トイレは二つ必要ですか?」

「トイレは一匹に一つずつ必要です。常に綺麗にしておかなければなりません。」

また他の猫がおしっこをしたあとでは、我慢をして、なかなか排尿しなかったりすると、先ほど紹介した膀胱炎や尿石症になりやすくなります。また血尿した場合どの子のおしっこかわからないと治療も遅れてしまいます。」

 

お水をたくさん飲むんだけど、これは病気じゃないよね?!

船越先生:「それは命を脅かす病気の可能性があるね」

特に高齢の犬猫を飼っている方は注意してよく観察してください。水を大量に飲み、おしっこをたくさん出す病気の代表として、糖尿病、腎臓の病気、肝臓の病気、ストレスホルモンを過剰に分泌する病気、そしてメスの場合、子宮の病気などがあります。激しい運動をした後でもないのに、いつもより大量の水を飲むようになった場合、これらの病気のサインかもしれません。もしこういった症状が見られたら、かかりつけの獣医師に相談しましょう。

 

最近、おしりがむずむずかゆいんだけど、やっぱりこれも病気なの??

船越先生:「それは肛門嚢炎(こうもんのうえん)かもしれないね」

犬には肛門の4時と8時の位置(左右)に肛門嚢(こうもんのう)という分泌物を貯める袋があります。通常便をしたときや興奮したときに,少しずつなかの液を排泄しています。 しかしうまく排泄出来なくなると,液が充満してとても気になり,お座りの状態で肛門を床にこすりつけて前に進んだり,肛門を舐めたりします。この状態を放置しておくと,肛門嚢に細菌感染が起きて肛門嚢炎をおこし,ひどくなると袋が破裂することもあります。

もし肛門を気にするようならかかりつけの獣医師にご相談下さい。

 

グルーミングが欠かせない毎日。時々その毛を吐いちゃうんだけど・・・これって病気かニャ?

船越先生:「毛球症に気をつけたほうがいいね」

猫は全身をグルーミングする習慣があります。このため毛の生え替わりの時期になると、大量の毛を飲み込んでしまいます。これらの毛は、胃の中で毛玉となり消化出来ず,便に排出することも出来ないと嘔吐します。この行為自体は病気では無く正常です。しかしうまく毛玉を嘔吐出来なければ、食べた食事を何度も嘔吐する場合もあります。なるべく毛玉を飲み込まないように,ブラッシングを心がけましょう。またストレスを感じると、猫は過剰にグルーミングをおこないますのでストレスがかからないように注意しましょう。

※体内で毛玉ができにくく、便に流れやすいように促す舐め薬(チューブ状)もあります。

 

散歩から帰ってきたら具合が悪くなっちゃった~。どうしちゃったんだろう?

船越先生:「それは、熱中症かもしれないよ」

直射日光の下で散歩や激しい運動をしたり、また暑い部屋や湿度の高い部屋に長時間いると熱中症を起こすことがあります。特に散歩の時間に気をつけてください。

日中はアスファルトが50℃以上まで暑くなっています。そんな中散歩をすると犬のパッド(肉球)を痛めてしまいます。朝の早い時間、できれば7時までに済ませましょう。また夜の散歩は10時以降がいいでしょう。ただし、熱帯夜になると気温はなかなか下がらないので散歩時間が長すぎないように注意してください。

体が熱くなり呼吸が速く、ぐったりしている場合には熱中症の可能性があります。すぐに体を冷やし、動物病院に連れて行きましょう。熱中症にならないようにするにはお部屋の温度が高くならないようにし、換気を良くすること、また新鮮な水が十分に飲めるようにしましょう。特に老齢のワンちゃんは気を付けましょう。

 

お口のにおいが気になるんだけど、病気かなぁ?

船越先生:「それは歯周病かもしれないねぇ。」

犬も人間と同様に食事の後そのままにしていると歯の表面に歯垢が付着します。放置しているとそれが歯石になり歯肉炎を起こして歯ぐきが赤く腫れ,口臭の原因となります。ひどくなると歯の根元に膿が溜まり、それが目の下の皮膚に突き出てくる「根尖膿瘍」になることもあります。また、歯垢をつくる細菌が血流に乗ることで全身に周り、内臓や関節にも悪影響を及ぼす場合もあるので注意しましょう。そうならないためには,毎日歯磨きをおこないましょう。犬用の歯ブラシを使用するか、ガーゼを指に巻いて磨きましょう。但し一度付着した歯石はなかなか取れませんので、かかりつけの動物病院でとってもらいましょう。

 

毎年、5月くらいからフィラリア症予防の薬を飲み始めるけど、どんな病気なのぉ?

船越先生:「フィラリア症はほうっておくと死んでしまうこともある怖い病気なんだよ。」

フィラリアとは寄生虫の名前で、フィラリアに感染している犬の血液には0.3ミリくらいのフィラリアの子どもがいます。その血を蚊が吸ったとき一緒に蚊の体内に入ります。そしてフィラリアをもった蚊が正常な犬の血を吸うとき、フィラリアの幼虫が正常な犬の体内に入りこみます。

ひも状に成長したフィラリアが犬の心臓まで達してしまうと、咳が出たり、お腹が膨らんだりといろいろな症状が見られるようになり,死に至ることもあります。予防方法として注射や飲み薬などがあり、蚊が発生して1ヵ月後から蚊がいなくなって1ヵ月後までおこないます。そうすれば、心臓にたどり着く前に完全にフィラリアを殺すことが出来ます。きちんと予防をおこなえばほとんど防げる病気ですから安心してください。

 

最近よく体がかゆくなるんだけど、何かの病気なのかなぁ?

船越先生:「それは、皮膚病かもしれませんねぇ。」

痒みのある皮膚病として代表的な病気に寄生虫の感染があげられます。特にこれから春先にかけて暖かくなると,ノミやマダニが活発に活動を始め,ワンちゃんに寄生してしまうことがあります。ただし,ノミが1~2匹寄生していてもなかなか見つけることは困難です。そこでノミが寄生しているかを確かめるよい方法があります。それは背中の毛をかき分け,地肌に黒いゴマの様な物がないか見てください。もしあったら,それを水で濡らしたティッシュの上に置いてみて,周りに赤黒いにじみが現れたら,それはノミの糞です。ノミが寄生しています。また,ノミそのものを見つけたとしてもなかなか動きが速くて捕まえることが出来ません。早めに駆虫してください。ノミやマダニは寄生してから駆虫するよりも予防することが大切です。かかりつけの獣医師に相談して大切なワンちゃんの体をノミやマダニから守りましょう。

 

耳の中が臭いのですが病気でしょうか?

「それは、外耳炎かもしれませんねぇ。」

外耳炎は動物病院に来院する犬の病気の中で最も多い病気で、耳の中に水が入ったり,アレルギー性皮膚炎が原因で細菌や真菌,ミミダニなどが耳の中で増殖することによって起きる耳の病気です。外耳炎になると耳垢がたくさん出てきて、その中に細菌や真菌が増殖しているととてもくさい臭いがします。特に暖かくなると細菌の増殖が活発になるため,早く治療を行う必要があります。この状態を放置していると,慢性化して,治りが悪くなり,耳の穴がふさがってしまうと最悪の場合手術をしなければならなくなってしまいます。耳のにおいが気になる場合にはかかりつけの獣医師にご相談下さい。

 

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