犬・猫の病気について その①

 

メスのワンちゃんは避妊手術はしたほうがいいの?

船越先生:「乳腺腫瘍の予防のためにも避妊手術はしたほうがいいよ」

「メスの犬が乳腺腫瘍になる確立は人間の3倍との報告もあり、とてもほっとけない病気です。その乳腺腫瘍に少しでもなりにくくするには一番避妊手術が効果的です。ワンちゃんは生後7ヵ月から9ヵ月くらいに初めての発情があり、初回の発情後に避妊手術を行うと、その予防効果は徐々に低くなります。2歳半を過ぎると、避妊手術をしてもしなくても乳腺腫瘍の発生率は変わりがなくなると言われています。ただし、2歳半を過ぎて避妊手術を行っても、至急に膿がたまる「子宮蓄膿症」という病気を防ぐことはできます。生後6ヵ月前後での避妊手術は、メスの犬にとって病気予防の面から大きなメリットがあります。ただし、デメリットとして全身麻酔の必要な手術となりますので、かかりつけの動物病院とご相談下さい。」

 

あたしも長生きしたいんだけど、健康診断は必要かなぁ?

船越先生:「もちろん、健康診断は受けたい方がいいよ。」

「ワンちゃんは2歳で人間の年齢に換算すると、24歳くらいになり、その後、一年ごとに4歳ずつ年をとります。そのため病気の進行も早く、症状が出た時には手遅れになることも少なくありません。特に5歳から6歳を過ぎると病気の発生が急に増えるため、これらの年齢に達したワンちゃんは1年に一回以上の健康診断をおすすめします。健康診断には、身体検査や血液検査、尿検査、糞便検査、レントゲン検査、超音波検査、心電図検査等いろんな検査がありますが、身体検査や血液検査だけでも多くの病気を見つけることができます。

ただし、動物病院によって出来る検査が異なり、またその年齢によって必要な検査が違いますので、かかりつけの動物病院に相談して行うのがよいでしょう。」

 

最近、特に背中と尻尾がかゆいんだけど、どうしちゃったのかなぁ・・・?

船越先生:「それは、ノミが寄生しているのかもしれないね」

「暑い時期になると、ノミは公園の草むらや犬が集まる所で簡単に寄生します。ノミが寄生すると吸血を行い、その吸血部位は皮膚炎をおこし、かゆみを伴います。繰り返し吸血されると皮膚炎がひどくなり、全身の皮膚を掻いたり、舐めたりするようになります。しかし、体質によっては少数の寄生で症状の重い、ノミアレルギー性皮膚炎をおこす場合がおります。ノミが吸血する際に、ノミの唾液が犬の体内に注入され、その物質に対しアレルギー反応を起こして、激しい皮膚炎になります。特に、尻尾の付け根から背中にかけて、激しいかゆみを伴うことが多くあり、一匹のノミにも注意が必要です。ノミは寄生してから駆虫する事はもちろんですが、寄生しないように予防することも大切です。」

 

お腹の調子が悪いんだけど、冷たいものを食べすぎちゃったかなぁ・・・?

船越先生:「それは、胃腸障害かもしれないね。」

「暑くなると細菌の増殖スピードが速くなるため、食事が痛みやすくなります。ドライフードであっても、開封後1ヶ月以上経つと痛んでしまいます。痛んだ食事を食べると、嘔吐や下痢などを起こす胃腸障害になりますので、食事は常に新鮮なものを与え、散歩中に拾い食いをしないように注意しましょう。また、皮膚や耳の中でも細菌やカビなどが増えやすく、炎症が起こりやすくなります。皮膚や耳を痒がったりしていないか注意して、日頃からシャンプーで皮膚をきれいに保ち、耳の中を定期的に観察し、汚れていないかチェックしましょう。もし、これらの症状が見られた場合には、掛かりつけの動物病院にご相談ください。」

 

おやつを食べたあとに、口や目の周りがかゆくなるんだけど、何かヘンなもの食べちゃったのかな?!

船越先生:「それは、食物アレルギーによる皮膚炎かもしれないね」

「痒みのある皮膚病のほとんどは、ノミやダニなどの寄生虫によるものや、細菌感染、アトピーによるものですが、まれに食物アレルギーによるものもあります。これらの皮膚病を症状によって区別をつけることは困難ですが、季節に関係なく特定の食べ物を食べることによって、足先や目の周り、口の周りが赤くなってかゆくなる場合には食物アレルギーによる皮膚炎の可能性があります。

食物アレルギーは多くの場合、3才までに症状が発現することが多く、また同じ食べ物を食べていても突然症状が出てくることもあります。原因となる食べ物を与え続ける限り、症状は継続します。ただし、原因となる食べ物を与えなければかゆみは起こりませんので、食事管理が重要になります。

食物アレルギーによる皮膚炎の診断はとても困難ですので、もしこれらの症状が見られた場合にはかかりつけの動物病院にご相談下さい。」

※3才くらいまでは、ごはんをあげたあとの反応をよく観察してみてね。

 

狂犬病予防注射って、今年も受けなくちゃいけないの?

船越先生:「狂犬病予防法によって生後91日以上の犬は年に一回の接種が義務付けられているんだよ。」

「また同時に、犬を飼い始めるときには人間の戸籍のように市町村に登録することも義務付けられています。

そもそも狂犬病とは・・犬だけの病気ではなく人間を含むすべての哺乳類に感染します。狂犬病ウィルスは、感染した動物の唾液に含まれていて、その動物にかまれると発病します。発病したら100%死亡するという恐ろしい病気です。幸い日本では1956年以降、狂犬病に感染した犬は発生していませんが海外から色々な動物が輸入されていますので、この先いつ発生するか分かりません。狂犬病予防注射は、4月と5月に公園や公民館などで一斉に行う集合注射と、1年中行っている動物病院で行う個別注射がありますが、どちらでも効果は同じです。大切な愛犬のためにも忘れずに毎年受けましょう。 」

 

おしりの周りに米粒みたいなものがついてるんだけど何だろう?

船越先生:「それは、瓜実条虫(うりざねじょうちゅう)というサナダ虫かもしれないね。」

「瓜実条虫は犬の腸の中で50cmにもなる寄生虫です。虫の体はいくつもの節に分かれて出来ているため、虫の一部が切り離されて便に混ざったり、肛門の周りに付着して発見されることが良くあります。さらにその米粒位の大きさに切り離された虫の一部が伸びたり縮んだり動いている場合もあります。瓜実条虫はノミによって媒介されるため、同時に必ずノミが寄生しています。よって、瓜実条虫とノミの両方を駆虫する必要があります。またノミが寄生しているのに放置していると,ノミアレルギーを起こしてしまい、背中からシッポの付け根にかけて、ぶつぶつができ、激しい痒みを伴うようになります。ノミは寄生してから駆虫するよりも予防することが大切です。万が一、米粒のような虫を見つけたらかかりつけの動物病院に御相談下さい。大切なワンちゃんの体を瓜実条虫やノミから守りましょう。 」

 

最近、水っぽい鼻水がよく出るんだけど病気かな?

船越先生:「それは、アレルギー性鼻炎かもしれないね。」

「鼻水には、さらさらした水っぽいものと、どろどろした黄色いものがあり、さらさらしている場合にはアレルギーやウイルス感染による場合が多く、どろどろしている場合には細菌感染を起こしている危険性があります。ただし、一過性の鼻水やくしゃみであれば病気の可能性は低いので、よく観察してみましょう。犬のアレルギー性鼻炎は、人間のようにスギ花粉による場合もありますが、現在のところ最も多い原因は室内のハウスダストと考えられています。そのため、空気清浄機などを使用して室内を清潔に保つ必要があります。またアレルギー性鼻炎は、ウイルス性鼻炎と症状が似ているため、水っぽい鼻水でも持続する場合には、かかりつけの動物病院を受診してください。」

 

最近いつもより体を舐めちゃって、毛が薄くなってきたんだけど、これって病気かにゃ?

船越先生:「それは、ストレスによる脱毛症かもしれないね。」

猫は毛づくろいをする習性があります。しかし、ストレスを感じやすい動物なので、特に恐怖や不快感を感じた時に過剰に毛づくろいをすることがあります。特に腰,大腿部,内股などをよく舐める様になります。猫の舌はとてもざらざらしているため舐め続けるとすぐに脱毛してしまいます。このような時はストレスを軽減するため不安や恐怖のない環境づくりを心がけて下さい。但し、ノミアレルギーなど他の病気で脱毛が起きる場合も多いので脱毛が起きた場合、かかりつけの動物病院を受診して下さい。

 

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